去る11月4日、我が早稲田大学雄弁会は、講師に早稲田大学政治経済学部の山本武彦教授をお招きして、「日本社会を問う―日中関係を考える―」との題の下、講演会を主催致しました。
講師の山本教授は、ご専門の安全保障研究についての高度な専門性はもとより、国連国連安保理1718 委員会(北朝鮮制裁委員会)パネリストをお勤めになられるなど、我が国の安全保障の研究、実務双方の大家であられます。
本講演会では、尖閣事案を巡って緊迫する日中関係を鑑み、海洋安全保障の観点から尖閣問題について、お話を頂きました。
山本教授は、海洋安全保障の概説ならびに我が国の海洋安全保障の現状について言及された後、尖閣問題の解決策として共同管轄、そして紛争発生を未然に防ぐため、政府間のみならず、水面下の強固な民間パイプの建設が目下の課題であると述べられました。
深い見識と経験をお持ちの山本教授のお話は、聴衆の方々に深い感銘を与えたに違いありません。
山本教授には、ご多忙の中わざわざご講演して頂き、真にありがとうございました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
(文責:高野)