先日2月27日、明治大学中野キャンパス551ホールにて、第一九回紫紺杯争奪全国学生雄辯大会が開催されました。
本会からは、井守健太朗会員が弁士として出場しました。
第四弁士として、出場した井守会員は、「あなたとすれ違う人間は、愛すべき隣人か?」との演題のもと、分裂した社会の連帯を訴えておりました。現代社会で人々が持つ価値観が多様化した結果、自分の考えに対する不安や仲間外れにされているのではないかという疎外感を持つ可能性が急激に増加し、その結果相対する意見を無視したり、暴言で抑え込もうとするなどの暴力が顕在化している現実を具体例を用いて明快に述べたうえで、社会の連帯を構築していくために目標を共有するための憲法の再考と他者の人格を理解し配慮するための討論型世論調査が必要であると堂々とした声調で訴え、議場を圧倒していました。
結果は、
優勝
第一高等学校・東京大学弁論部
鈴木優也
準優勝
明治大学雄弁部
濱英剛
第三席
早稲田大学雄弁会
井守健太朗
井守会員の、情熱溢れる弁論が聴衆にも響いたのではないでしょうか。
本大会を主催してくださいました明治大学辯論部の皆様、弁論会関係者の皆様、そして定例演練や議論等ご協力頂いた会員の皆様、誠にありがとうございました。
(文責:宇佐美)