去る12月12日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスΩ館11教室にて、第4回福澤諭吉杯争奪全国学生辯論大会が開催されました。
本会からは、山口宇彦会員が弁士として出場いたしました。
第五弁士として登壇した山口会員は、「ジリツ」との演題のもと、地方問題に関する弁論を行いました。現在、地方自治体や地方議会は本来あるべき役割を果たしておらず、住民にその結果が押し付けられている現状を述べた上で、その原因が地方行政の財源不足と地方議会の不透明性にあると分析しました。そしてこれらを打破するために、①地方税の主要税目の切り替え、②地方議会の休日開催を政策として導入するべきであると、圧倒的な声調で訴えておりました。また、弁論後のスピーチでは、弁論を大会の場に止めるのではなく、勇気をもって実社会に反映させるべきであると雄弁を振るい、議場を説得しておりました。
結果は、
優勝
早稲田大学雄弁会
山口宇彦
準優勝
慶應義塾大学弁論部藤沢会
小野亜希
第三席
慶應義塾大学弁論部藤沢会
金子颯
でした。
山口会員、優勝おめでとう!!
大会を終えた山口会員は次のように述べていました。「1年ぶりの弁論大会ということもあり、自らの思いをいかに論理明確に伝えるか苦慮したこともありました。しかし緒方演練幹事をはじめとした皆様の支えもあり、優勝という栄誉を勝ちとることができました。最後の弁論大会と自分の中で意識して挑んだ大会で、内容結果ともに悔いのない形で終わることができたのは本当に嬉しいです。皆様ありがとうございました。」
この一年間の自らの実践活動を通じて湧き上がった熱い思いが、聴衆にも伝わったのではないでしょうか。
本会を主催してくださいました慶応義塾大学辯論部藤沢会の皆様、弁論会関係者の皆様、そして定例や議論など、ご協力頂いた会員の皆様、誠にありがとうございました。
(文責:宇佐美)